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パソコンを廃棄する前に知っておきたい安全なデータ消去の方法とは?

2025-06-02
使わなくなったパソコンを処分する際、そのまま捨ててしまおうと考えていませんか?
パソコンには大切な情報がたくさん残っている事が多く、確実な方法で消去しないと悪用されることもあります。

特に、ファイルを削除しただけではデータが完全に消えたわけではなく、特殊なソフトを使えば簡単に復元できてしまうことも。
安全にパソコンを廃棄するためには、しっかりとデータ消去をすることが大切です。

本記事では、パソコン廃棄時に必要なデータ消去の方法について詳しく解説します。
データが残ったままだとどんなリスクがあるのか、どのように完全消去できるのか、安全にパソコンを処分するにはどうしたらよいのか、分かりやすく紹介しますので、ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてください。


パソコン廃棄時に完全なデータ消去が必要な理由
パソコンを処分するとき、データをそのままにしておくと大きなリスクを伴います。

書類や写真、ログイン情報などが保存されたままだと、第三者に悪用される恐れがあります。
仕事用のパソコンなら機密情報や顧客データが漏洩する可能性があり、個人用でもクレジットカード情報やショッピング履歴が狙われるかもしれません。
さらに、SNSやメールのアカウント情報が盗まれれば、なりすまし被害にもつながります。

また、ファイルを削除したり初期化しただけでは、データが完全に消えたとは言えません。
専用のソフトを使えば復元できてしまうため、確実な方法で消去することが重要です。
一度流出した情報は取り戻せず、被害が発生してからでは手遅れになることもあるため、パソコンを手放す前には慎重な対応が求められます。

詳しくはこちらの記事で紹介しています。
パソコンの処分時、データ消去しないとどうなる?安全な処分方法とは


データを完全に消去するには

データを完全に消去する方法として、専用のソフトウェアを使う方法、ハードディスクを物理的に破壊する方法、専門業者に依頼する方法の3つがあります。

それぞれの特徴やメリットについて解説します。

ソフトウェアを使う

専用のデータ消去ソフトを使うと、ファイルの痕跡を完全に消し、復元できない状態にできます。これらのソフトは、データを上書きすることで、元の情報を読み取れなくする仕組みです。

無料で利用できるソフトも多く、手軽にデータを消せます。
WindowsやMacの標準機能でもデータの初期化が可能ですが、より確実に消去したい場合は、専門のツールを使うとより安心できるでしょう。

ただし、ソフトウェアを利用するにはある程度の知識が必要で、操作を誤るとデータが完全に消えないこともあります。
確実に消去するためには、消去後にデータが復元できないか確認することが大切です。

物理的に破壊する

最も確実な方法のひとつが、ハードディスクを物理的に破壊することです。
パソコン内部にあるハードディスクやSSDを取り出し、ドリルで穴を開けたり、金づちで叩いたりすることで、データを完全に消去できます。

パソコンそのものを起動できない状態にしてしまえば、データを復元される心配がない上、専門的な知識がなくても実行できる点がメリットといえるでしょう。
ただし、ハードディスクを取り出す作業が必要で、ノートパソコンの場合は分解が難しいこともあります。さらに、分解すると、メーカーのリサイクルサービスを利用できなくなる可能性があるため、事前に確認が必要です。

また、破片でケガをする可能性があるため、安全に作業をおこなうようにしましょう。

専門業者に依頼する方法

最も安心できるのは、データ消去を専門とする業者に依頼する方法です。
業者は、専用の機械や技術を使って、データを完全に消去するため、確実に安全な状態でパソコンを処分できます。

データ消去証明書を発行してくれる業者も多く、企業や自治体などの機密情報を扱う場合にも適していますが、費用がかかる点はデメリットといえます。
個人情報や重要なデータを確実に消去したい場合は、最も信頼できる方法ですので、大切なデータが多い場合は選択肢に入れるとよいでしょう。


データ消去におすすめのソフト
自分でパソコンのデータを安全に消去するためには、専用のデータ消去ソフトを使用しましょう。

ここでは、おすすめのデータ消去ソフトの特徴を紹介します。

【有料】DiskDeleter

DiskDeleterは、USBメモリ型のデータ消去ソフトで、SSDやHDD内の情報を完全に消去できます。同じオフィス内であれば、期間・台数に制限なくデータ消去が可能なため、企業のパソコンを廃棄する際にもおすすめです。
また、詳細な消去レポート機能を搭載しており、消去の証明を確実に行えるため、安心して利用できるでしょう。

URL: https://www.diskdeleter.jp/

【有料】D-REF5

D-REF5は、アイ・オー・データ機器が提供するUSBメモリー型のデータ消去ソフトウェアです。
Windows版とUSB起動版(USBブート版)の2種類のアプリケーションを内蔵しており、用途に応じて使い分けることができます。

特に、米国国立標準技術研究所(NIST)が定める高レベルなデータ消去方式「PURGE」に対応しており、ADECの認証も受けています。そのため、データ消去後の復旧が非常に困難となり、安心してパソコンを廃棄することが可能です。

さらに、Windows版では消去証明書の発行機能を搭載しており、データ消去の証明を行うことができます。

URL: https://www.iodata.jp/product/soft/backup/d-ref5/

【無料】MiniTool Partition Wizard 無料版

MiniTool Partition Wizard 無料版は、パーティション管理機能を豊富に備えたソフトウェアで、データの安全な消去にも対応しています。特に「ディスク/パーティション抹消」機能を使用すると、選択したディスクやパーティション上のデータを完全に消去し、復元が不可能な状態にすることができます。

無料版では一部機能のみ使用可能なため、高度な機能を使用したい場合は有償版を利用するとよいでしょう。

URL: https://www.partitionwizard.jp/free-partition-manager.html

パソコンはどのように破棄するの?
データを完全に消去したあとは、パソコン本体を適切に処分することが大切です。

パソコンは「資源有効利用促進法」により、適切にリサイクルすることが求められています。
不用意にゴミとして捨てるのではなく、環境に配慮した適切な方法で廃棄しましょう。

ここでは、パソコンの安全な廃棄方法を紹介します。

自治体の回収サービスを利用する

多くの自治体では、小型家電リサイクル法に基づき、不要になったパソコンを回収するサービスを提供しています。
市区町村の役所や指定の回収ボックスに持ち込むことで、無料または低価格でリサイクルが可能です。

自治体によって回収方法が異なり、事前の申し込みが必要な場合や、特定の回収日にのみ受け付けている場合があります。
お住まいの地域のルールを確認し、適切に処分しましょう。

メーカーのリサイクルサービスを活用

パソコンを製造したメーカーが、使用済みパソコンの回収・リサイクルをおこなっていることもあります。
特に、2003年10月以降に販売された家庭用パソコンには『PCリサイクルマーク』がついており、これがあるパソコンはメーカーが無料で回収してくれます。

回収の手続きはメーカーの公式サイトから申し込み、送付用の伝票を受け取ったうえでパソコンを郵送するのが一般的です。
手間がかからず、確実にリサイクルされるため、環境にも優しい方法といえます。

信頼できる業者に依頼する

専門の回収業者に依頼するのも、安全な廃棄方法のひとつです。
業者によっては、出張回収や宅配回収に対応しているところもあり、大量のパソコンを処分したい場合にも便利です。

ただし、回収業者の中には違法な処分をおこなう悪質な業者も存在するため、信頼できる業者を選ぶことが必須といえます。
環境省や自治体の許可を得ている業者かどうか、事前に確認してから依頼すると安心です。


まとめ
パソコンを廃棄する際は、データの完全消去を徹底し、安全な方法で処分することが重要です。
データ消去にはソフトウェアの利用や物理的破壊、専門業者への依頼といった複数の方法があります。それぞれの状況に応じて適切な手段を選びましょう。

データ消去後の廃棄時には、自治体の回収サービスやメーカーのリサイクル制度を活用し、環境にも配慮した処分を心がけることも大切です。
適切な手順を踏めば、情報漏えいやトラブルを防ぎ、安心してパソコンを処分できます。

業務用パソコンなど、機密性の高いパソコンの処分やデータ消去については当社でもご相談を承っております。ぜひ気軽にお問い合わせください。

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株式会社ジャパンニューハン
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