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パソコンの処分時、データ消去しないとどうなる?安全な処分方法とは

2025-05-26
パソコンを買い替えたり、使わなくなったりしたとき、どのように処分するか考えたことはありますか?
ただ捨てるだけではなく、正しい方法で処分しないと、大切なデータが他人に漏れてしまう危険があります。

特に、データを消去しないまま処分すると、個人情報やクレジットカード情報、会社の機密データなどが流出する可能性があります。最悪の場合、不正利用や詐欺被害に巻き込まれることも。

本記事では、パソコンを処分する際にデータを消去しないとどうなるのか、安全な処分方法やデータを完全に消去する方法について詳しく解説します。
大切な情報を守るために、ぜひ最後までお読みください。


パソコン処分でやってはいけないこと
パソコンを処分する際、適当に捨てたり、不十分なデータ削除で手放したりすると、トラブルにつながる可能性があります。

以下のような行動は避け、正しく処分するようにしましょう。

そのままゴミとして捨てるのはNG

パソコンは、一般的なゴミとして処分できません。
多くの自治体では「小型家電リサイクル法」や「資源有効利用促進法」に基づき、回収方法が決められています。

適切な手続きをせずにゴミとして出すと、不法投棄とみなされることもあるため、注意が必要です。

データを消さずに処分すると危険

パソコンの中には、個人情報やログイン情報、クレジットカードの履歴など、重要なデータがたくさん保存されています。
データを削除せずに処分すると、他人が簡単に情報を知ることができるため、不正利用につながることもあります。

「初期化したから大丈夫」と思うかもしれませんが、実は初期化後のデータは専門的なソフトを使えば復元できてしまいます。
確実にデータを消去しない限り、絶対に安全とは言えないのです。

無料回収業者に安易に引き渡さない

「無料でパソコンを回収します」というチラシがポストに入っていたという経験はありませんか?無料回収をうたう業者の中には、適切なデータ処理をせず、転売目的でパソコンを引き取るケースもあります。

もしその時にパソコンのデータがそのまま残っていて、悪意のある第三者の手に渡ってしまったら、個人情報を不正に利用されてしまう可能性が高いです。

回収業者を利用する場合は、信頼できる企業かどうかや、データ消去の証明書を発行してくれるかをチェックすると安心です。

HDDやSSDを適当に破棄しない

「ハードディスク(HDD)やSSDを取り出して処分すれば安心」と思うかもしれませんが、取り出しただけではデータの安全は確保されません。
これらの記憶装置は、特定の機器を使えばデータを復元できるため、単に捨てるだけでは不十分です。

物理的に破壊するか、専用ソフトで完全消去することが重要です。


データを消去せずに処分するとどうなる?

パソコンの処分時にデータを消さずに手放してしまうと、個人情報や機密情報の悪用につながりかねません。

具体的にどのような危険があるのか、詳しく見ていきましょう。

他人に個人情報を見られる可能性

パソコンには、住所、電話番号、メールアドレス、家族構成など、さまざまな個人情報が保存されています。
インターネットの閲覧履歴や、保存された写真・書類のデータから、個人の生活や趣味嗜好まで簡単に特定されてしまうこともあります。

仮に、パソコンが誰かの手に渡り、データが復元されると、知らないうちに個人情報が漏えいし、迷惑メールや不審な電話のターゲットになる可能性も。最悪の場合、なりすまし被害や詐欺行為に遭う危険性もあります。

クレジットカード情報・パスワード流出の危険

多くの人が、ネットショッピングやオンラインサービスの利用時に、クレジットカード情報やログインパスワードをパソコンに保存しています。
特に、ブラウザの「自動入力」機能をオンにしていると、簡単にカード情報やアカウント情報が復元できてしまうのです。

こうした情報が悪意のある人物に流れてしまうと、不正に買い物をされたり、銀行口座にアクセスされたりするリスクがあります。
また、IDやパスワードが流出すると、さまざまなサービスにログインされ、個人情報がさらに拡散される可能性があるため注意が必要です。

会社の機密情報流出のリスク

仕事用のパソコンを処分する際は、より慎重なデータ消去が求められます。
企業のパソコンには、顧客の情報や取引先のデータ、従業員の個人情報などが保存されていることが多いです。この情報を残したまま処分してしまうと、大きなトラブルにつながる可能性があります。

万が一、外部に流出すれば、企業の信用が損なわれ、法的責任を問われる可能性も否めません。
特に、顧客データや契約書などが漏えいすると、損害賠償が発生するケースもあるため、処分時のデータ管理は徹底しましょう。

SNSアカウントが乗っ取られるリスク

パソコンには、SNSのログイン情報が保存されていることが多く、処分時にデータを消さずにいると、アカウントが乗っ取られる可能性があります。

アカウントを不正利用されると、勝手に自分と関係のない投稿をされたり、友人やフォロワーに詐欺メッセージを送られたりする危険があります。
さらに、プライベートなやり取りや写真が流出する恐れもあり、プライバシーの侵害につながるケースも少なくありません。

SNSアカウントを守るためにも、パソコンの処分前には、ログイン情報を完全に削除し、データ消去を徹底するようにしましょう。


「削除」や「初期化」だけでは不十分な理由
パソコンを処分する前に、「ファイルを削除したから大丈夫」「初期化したから安心」と思っていませんか?
実は、これだけではデータが完全に消えたとは言えません。

ゴミ箱から削除したファイルも、専用の復元ソフトを使えば簡単に元に戻せてしまいます。ファイル自体は見えなくなっていても、データの痕跡が記憶装置(HDDやSSD)に残っているため、専門知識があれば復元が可能なのです。

また、パソコンを初期化(リカバリー)しても、データが完全に消えるわけではありません。
通常の初期化は、表面的に新しい状態に戻しているだけで、深い部分にはデータが残っています。特にSSDは、データの構造上、一部の情報が保持されやすいため注意が必要です。

パソコンの正しい処分方法
パソコンを間違った方法で処分すると、不法投棄になったり、個人情報が流出するリスクがあります。

安心してパソコンを処分するために、利用できる回収方法を確認しておきましょう。

メーカー回収・自治体のルールをチェック

多くのパソコンは「資源有効利用促進法」に基づき、メーカーが回収・リサイクルを行っています。
処分したいパソコンのメーカーに問い合わせれば、適切な回収方法を案内してもらえます。

また、自治体によっては、特定の回収ボックスを設置していたり、粗大ゴミとして回収してくれる場合もあります。ただし、自治体によってルールが異なるため、事前に公式サイトなどで確認することが大切です。
無料で回収してもらえるケースもあるので、まずは自治体のWebサイトや広報誌をチェックしてみましょう。

買取・リサイクルに出すときの注意点

まだ使えるパソコンであれば、買取業者やリサイクルショップに売ることも可能です。
特に、性能が高いモデルや人気メーカーの製品は、高値で買い取ってもらえることがあります。

しかし、買取やリサイクルに出す前に、必ずデータを完全に消去しておきましょう。
業者によっては、データ消去サービスを提供しているところもありますが、基本的には自分で対応するのが安心です。

また、買取業者を選ぶ際は、信頼できる企業かどうかを確認しましょう。
口コミや実績を調べ、トラブルがないかチェックしてから依頼すると安心して取引できます。


まとめ
パソコンを処分する際にデータを消去しないと、個人情報やクレジットカード情報、機密データが第三者に悪用される危険があります。

単なるデータの削除や初期化では不十分で、専用ソフトを使ったデータ消去やハードディスクの物理破壊が必要です。
処分方法も、メーカーの回収や自治体のリサイクルを活用し、安全に手続きを進めましょう。

当店では企業で使用したパソコンの処分に関するご相談を受け付けております。また、買い替えの際のご提案も可能ですので、ぜひ気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら
株式会社ジャパンニューハン
〒532-0025
大阪府大阪市淀川区新北野2-10-18
TEL:06-6306-0776

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